家庭用除雪機でも危険がある

家庭用除雪機のような小さなものであっても、毎年重篤事故は減らないと言われています。
家庭用除雪機は大雪地域にとって、重労働を助けてくれる素晴らしい機器と言えますが、オーガが出ていたり、重量のある機器ということから、深刻な事故につながることもあるので、しっかり注意することが必要です。

 

安全を怠った使用法や、誤った使用法によって起こった事故がなくならないと言われています。
また使い方が分からないわけではなく、慣れてしまったがために安全を怠り事故を起こすことも多いのです。
そのため使用法は必ず、しっかり熟知して面倒なことでも必ずきちんとした方法で使用するようにしましょう。

 

まずデッドマンクラッチを固定しないことが原則です。
ハンドル部についているクラッチをデッドマンクラッチと言い、使用者がハンドルから手を離すとオーガやブロアの回転、それに走行が停止する安全のためのクラッチです。

 

こんなもの必要はないなんて思って使用しない人が事故を起こしているので、必ず固定しないようにしましょう。
次に、投雪口には結構雪が詰まりますが、その詰まった雪を手で取り除く場合はキーを抜いて、完全に動かない状態にして行いましょう。
詰まった雪を取り除くときに、指が高速で動いているブロアに当たって、重大事故になることもあります。

 

除雪機には雪かき棒が付いていますが、これを使用してもうまく取り除けないこともあるので注意しましょう。
国民生活センターでは除雪機の間違った使用方法での実験動画を公開中。
ネットで簡単に見られるので、まず動画を見てから使用するようにすると良いのではないでしょうか。